キャンディプチ辞典 キャンディ博士になれるかも?

キャンディと暮らす

vol.9

七夕とキャンディ


いにしえの恋に思いを馳せて夜空を見上げれば、風流なひとときが過ごせるはず。
今回は星のようにキラキラしたキャンディを味わいながら、彦星と織姫が天の川を越えて逢える唯一の日に、思いを馳せてみましょう!

星に語られるロマンチックな恋物語

五色の短冊に願いを書き、笹竹につるして天へ祈りをささげる七夕。この日に語り継がれるのはロマンチックな恋物語ですね。恋に夢中で仕事もせずに遊び暮らした、牛飼いの彦星と機織りをする織姫。そんなふたりを懲らしめるため、天の神様は天の川の両端にふたりを引き裂きます。しかし、毎日、相手を想ってなげき悲しむ姿を見るに見かねて、年に一度だけ逢うことを許しました。これが7月7日の晴れた夜にだけ逢えるという、中国の民話がもととなった悲恋の伝説。
日本では奈良時代以降に、宮中の年中行事として行われ、かつては女性が裁縫の上達を祈るおまつりでした。その席で、天皇が牽牛(けんぎゅう)・織女(しょくじょ)の星を眺めていたのだとか。


願いをのせてキャンディを贈ろう

江戸時代に七夕が五節句のひとつに定められると、大奥では女中たちが色紙(いろがみ)に和歌を書いて笹竹につるしました。そして、スイカや菓子とともに天に献じたといいます。ウリ科の植物であるスイカは、蔓が天まで届きそうな生長をみせることから、星や天空にささげる神聖な植物と考えられていました。もしかしたら、当時の流行りもの、飴菓子も一緒にお供えしたかもしれませんね。
庶民の間でも親しまれるようになると文化も少しずつ変化し、各地方へ広まっていきます。「願いごと」を星へたくす他に、ある地域では、野菜や果実を花や草、ウサギなどの形にくりぬき、小重箱に詰めて親しい人へ贈ったのだとか。
昔も今も、恋をすれば経験する甘酸っぱさやほろ苦さ。キャンディの味にどこか似ているかも。レモンにぶどう、りんごや桃など、さまざまなフルーツ味や、五色の短冊をイメージさせるカラフルな飴玉。気分にぴったりなキャンディをなめながら、彦星と織姫が再び逢えるように夜空に祈ってはいかがでしょう。また、星を集めたような色とりどりのキャンディを、短冊にしたためた願いと一緒に、神様と大切な人へ贈ってみるのも素敵ですね。あなたの七夕が晴れやかな日となりますように…。