
年末年始のハッピーキャンディ
クリスマスにお正月、年末年始は楽しいイベントが重なります。
今回ご紹介するのは、人々の心をハッピーにするクリスマスとお正月にまつわるキャンディです。
12月、凍てつく街を明るくするクリスマス。
ツリーを彩るイルミネーションやオーナメントには、それぞれ意味があることをご存知ですか?今回はその中でも、杖の形をした飴「キャンディケーン」をご紹介しましょう。
キャンディケーンは主に白と赤、白と緑のストライプ柄のキャンディです。イエス・キリストが降誕した際、真っ先に駆けつけた羊飼いの杖が由来とされ、18世紀後半頃にドイツで白い杖型の飴が食べられていました。
そして20世紀初頭にアメリカへ渡り、純潔さの白とイエスの血をイメージする赤、永遠の生命や神からの贈り物を意味する緑を組み合わせた、現在ではお馴染みのキャンディケーンが誕生したのだとか。
今年はキャンディケーンと一緒に、キリストの降誕を知らせる星や知恵の象徴であるリンゴなども、甘いキャンディのオーナメントにして飾ってみるのもいいですね。
クリスマスが終わって間もなくやってくるのがお正月。日本では新年のご挨拶「お年賀」として、干支や七福神が描かれた組み飴など、日頃お世話になっている人達へちょっとしたお菓子を贈る慣わしがあります。また、社寺やその参道で鈴紐を模したねじり飴が売られたり、振る舞われたりする地域もあります。
新年や招福にまつわるこの様な飴を一般的に「福飴」と言い、大阪の「えべっさんの福飴」や、山形の旗飴や盛り飴、信州松本のあめ市、紀伊長島の船だんじりなど、各地で様々な神事や風習として親しまれてきました。福飴は新年の祝いに欠かせない縁起物なのです。
これから迎えるお正月、「明けましておめでとう」の言葉とともに、福飴で新年を迎えるのもいいですね。何より、甘いキャンディを舐めてほころぶ笑顔こそ、幸せな1年を向かえるにふさわしい祝いの姿かもしれません。
■組飴
切っても切っても同じ絵柄が出てくる飴の製造技法。いわゆる金太郎飴がその一種。
■えべっさんの福飴
大阪にある今宮戎神社で毎年1月9日から11日まで行われる十日戎の祭りで見られる縁起物。福飴は、お多福の顔が描かれた組飴や延命を意味するねじり飴など。
■山形の旗飴・盛り飴
山形はかつて紅花の産地。わらや竹で編んだ敷物に紅や染料の素である紅餅を並べて乾燥させる様子を、白紙に飴を盛って表したのが盛り飴。旗飴はそれに棒を付けて旗状にしたもの。
■信州松本のあめ市
戦国時代、塩の商いが禁じられていた武田信玄に、上杉謙信が塩を贈ったことに由来。これを記念として始まったのが「塩市」で、江戸時代に飴屋が飴を売り歩くようになったことから「あめ市」となった。
■紀伊長島の船だんじり
毎年1月上旬に行われる長島神社(三重県)の例祭。竿で模型の鰹を釣る若者が乗り込んだ漁船を担いで町を練り歩く。疑似餌にみたてた縁起物の飴が蒔かれる。